野良日記:サツマイモとオクラ

昨年、はじめてちゃんと収穫できたサツマイモ。隣の畑のおじさんとおばさんに「おいしい!おいしい!」とえらく褒められたので、今年はたくさん育てて、たくさんおすそ分けしたいと思い、大きなサツマイモを種芋として残し、春先に地植えして苗を育てていました。

サツマイモの苗

しかし、何モノかに電気柵内に進入されて(電気柵の電源はまだ入れてない時期でした)むしゃむしゃ食べられてしまいました。あああ。ハクビシンか?さぞかしおいしかったことでしょう。でもちょっとだけ残すのはやめて欲しい。

サツマイモの苗

今年は苗を育てるのを諦めて、近所の種苗屋さんで紅あずまの苗を購入して植えました。サツマイモの苗って高いですよね。やっぱり種から自分で育てるのが一番の安上がりです。

サツマイモの苗

うちの畑は、農薬や肥料を使わない環境再生型(リジェネラティブ)農業を実践しています。今では土を耕すこともしていません。苗や種を植える直前に雑草(写真下)を草刈機で刈ってから、スコップなどで最小限の穴を開けて種や苗を植え付けていきます。

リジェネラティブ農業

雑草などを刈ったあとの状態。(写真下)

リジェネラティブ農業

今回のサツマイモの苗も、細い棒で土に穴を開け、そこに苗を差し込むというやり方をしています。

リジェネラティブ農業

サツマイモの苗

サツマイモの隣にはオクラを蒔きました。オクラは上に伸びて、サツマイモは地面に広がるので、空間を上手に活用してみようと思ったから。初めての試みなのでうまくいくかは分かりませんが、自分たちでいろいろ考えて実験的にやることが楽しいのです。上手にできなくても、失敗から次の方法を探っていく根気みたいなものは、畑を始めてから少しずつ身に付いてきたような気がします。