野良日記:6月の畑

関東も梅雨入りしましたね。高温多湿の中での野良作業は、ジョギングと同じくらいの汗が流れでてきます。昨年は本当に暑く、雨も少なかったので、作物の生長が芳しくありませんでした。気温が高いと土の表面が乾きやすいので、今年はとにかく草を刈りすぎない作戦を実行中です。というわけで、ほぼすべての作物が草に覆われているので、見る人によっては怠けているように見えるかもしれません。また、畑をやったことがない人がうちの畑に入ったら、そこらじゅうの発芽したばかりの野菜を踏みつけてしまうのだろうなと思うくらい、どこになにが植わっているのか見えません(笑)。でも長年種から育てているので、パッと見て私には見えるんです。どこになんの芽が出ているのか。これはほんとすごい成長だなと思っています。最近は、畑を通してだけ自分の成長が分かるので、畑をやっていて本当によかったなと思います。他の部分では特に成長を感じられないので、畑がなかったらかなりしょんぼりしていたかもしれません。季節は待ったなし!の中で、どんなに忙しくても、畑の時間を作って続けていくことは、心と体の健康を維持する唯一の方法なんじゃないかと密かに感じています。さて、6月の畑はこんな感じでした。

6月初め。毎年、隣の畑のおじさんにいただくラッキョウ。今年は小ぶりだと言っていたけれど、私的にはちょうどよいサイズ。いつまでもおじさんに頼ってばかりもいられないので、今年はちゃんとラッキョウを育てようと思う。種用と食用に分ける。

らっきょう

日陰に植えているスイスチャード(ふだんそう)は、虫に強くて、暑さにも強いのか、この時期のありがたい葉物。冬を越せるので、2年生の野菜でもある。

ふだん草

畑のあちこちにコンポストエリアを設けていて、昨年そこに捨てたきゅうりから芽が出て、立派なきゅうりが実った。こういう育てたつもりはないのに、勝手にできていたというのが一番うれしい。こんなんで幸せな気分になる。

コンポスト

こっちの南瓜も同じ状況で、コンポストから発芽して何個も実をつけている。自分で苗を育てたものよりも、こぼれ種といっていいのか、手をかけないほうが元気に育ったりする。

かぼちゃ

今年、初めてといってもいい。レモンの実がいくつかなっている。ここまで6年くらいかかっているような気がする。ついにレモンが食べられるか!?このまま頑張ってほしい。

レモン

今年も諦めずにさつまいもの苗を育てた。種芋を在来種のさつまいもに変えたせいか、今年は立派な苗ができた。うれしい。40本くらい取れた。1週間くらい乾燥させてから植え付ける。

さつまいも

今年の藍畑は今までの半分以下。いろいろ立て込んだ時期と藍の植え付け時期が重なり、これが精いっぱいだった。でも、意外と元気に育っていて、もしかすると3番刈りまでいけるんじゃないかと期待大。草に覆われているけれど、藍は草に飲み込まれず元気いっぱい。このまま草刈りはしない。

藍

6月下旬の時点で、これだけ大きな葉に生長しているのはめずらしい。無肥料でここまで大きくなるのは、やっぱり冬の間に土にウコンの刈り葉を敷いたからかも。ウコンの葉の効能は未知。

藍

今年は綿花も育てている。綿は、種をきちんと選ばないと遺伝子組換えの種だったりするので要注意。これは信頼できるところから購入した和綿の種。

綿

フレンチマリーゴールドも花が咲き始めた。グラウンドカバーとしてもおすすめ。秋まで絶え間なく花を咲かせてくれる。

フレンチマリーゴールド

畑には5本のブルーベリーを植えていて、そのうち3本がたくさんの実をつけはじめた。こんなおいしいブルーベリーってあるか!ってくらいおいしい。

ブルーベリー

しばらくは、農繁期で畑が中心の生活の日々。その合間にキルト制作もそろそろ始めたい。