手しごと日記:キルティング

いつもブログをご覧くださりありがとうございます。ブログ楽しみにしていますよ〜と言ってくださると、もっと更新頻度をあげようと一瞬意気込むのですが、書くネタを探しているうちにあっという間に1週間が過ぎます。毎日あまり変化がないということでしょう。

さて、今日はキルティングについて書いてみようと思います。昨年のミシン壊れた事件の後に購入したベビーロックのエクシムプロ。実はあまり使っていなくて、そろそろミシンにすねられそうなので、キルティングの練習を兼ねて動かしてみることにしました。キルティングとは、表布+キルト綿+裏布を3枚一緒に重ねて、ズレないように糸か安全ピンで留めて、3枚一緒にステッチを入れることです。

キルティング

ある海外のキルターが、布がガチガチになるくらい細かくキルティングを入れていて、おもしろいな!と思い真似してみたのですが、想像通り大変でした。まずキルトの中心から外側に向かって5センチ間隔でキルティングを入れ、その間を埋めていく方法で縫いました。まっすぐにならなくてもいいので、とりあえず2〜3ミリ間隔になるまでひたすら縫っていきます。

キルティング

しかし、これだとやたらとミシン糸を消費するのでこの作り方でいいのだろうか?と自問自答しながらミシンを踏んでいます。今回は、ガチガチになるように細かく入れていますが、ここまでしてしまうとせっかく入れたキルト綿のふんわり感もなくなり、ミシン糸もあっという間になくなってしまい、材料を無駄遣いしている気分になってしまいました。野良着のサルッパカマを作った時に、和裁や手縫いなどの昔ながらの方法は、布も糸もほとんど無駄にすることがないので合理的だなと感じたのを思い出しました。無駄を減らし、最適な材料を用いて、うまく循環させていくのも、モノづくりをする上で大切なことなのかもしれません。

キルティング

しかしここまで縫ってしまったので、最後まで細かくキルティングを入れて完成させますが、ミシン糸は余っているものを使うことにしました。白だったり黒だったりフリースタイルです。私のモヤモヤした気持ちがキルティングに乗り移ったのか、キルティングを入れる前は黒の部分が直線だったのに、なぜかものすごく波打ってしまう事態に。上から下へすべて同じ方向で縫っているのですが、不思議なラインが出ました。

キルティング

そんなモヤモヤな気分をすっと落ち着かせてくれる本(→急におすすめ本の紹介です)。服部みれいさんの「自分をたいせつにする本」。前にもSNSに書いたような気がしますが(忘れていても書いてしまう年齢になりました。お許しを!)この本には、中学生くらいに出会っていたかったです。自分の気持ちを知る作業を丁寧にしていくと、もっと生きやすくなって、人間社会をよりスムーズに渡っていけるヒントが詰まっています。しばらく繰り返し読んでみようと思う1冊です。