野良日記:秋冬野菜の準備(2020年9月)

2020年9月は、急に秋に変わった感じがしました。9月はキルト展の準備と並行して、畑では秋冬野菜の種まきや苗の植え付けなど、相変わらずやることがたくさんあります。畑作業がスローダウンするのは、農閑期の12月〜2月頃まででしょうか。最近思うことは、季節が待ってくれない中で、農作業に追われることは、小さな事を思い悩む時間がだいぶ減るということ。自然の空気をたくさん吸って、収穫の喜びを感じて、野菜をもらったり、あげたりして、小さな繋がりを日々育てる。身近に楽しいこともあるんだと気づけたのは、この畑のお陰です。でも、相変わらずイノシシの食欲には参っていますが、それも自然の一部として受け入れながら、来年は電気柵で落花生を死守するぞ!と意気込んでいます。だって見てください。今年は順調に育っていた自家採種した落花生が、収穫直前に2重のネットを壊されて、すっからかんに食べられてしまったのですから。

イノシシ

樟脳のニオイが嫌いという情報を得て、樟脳をペットボトルに入れて、アニマルネットの周囲に吊るし、また25センチのピンと園芸棒でネットの下部を細かく固定したのですが、見事に引っこ抜かれました。すごい力です。何よりも執念がすごい。豪快に一気食い。あっぱれです。

鳥獣被害

ハトムギも熟したものから収穫していきました。今年はやっと1年分のハトムギ茶が作れそうです。

自然栽培

いろいろな葉物の種まきもしました。今年は種をお皿の中でミックスして蒔いてみました。

野口のたね

発芽は順調です。

野口の種

3月頃に収穫できるというホーム玉ねぎもしっかり根付きました。

早生玉ねぎ

アマランサスも台風対策で、トマト支柱を立ててみました。収穫はまだっぽいです。

スーパーフード

津久井在来大豆もこの通り。一部枝豆として食べます。先日、有機栽培の大豆をいただいて蒸して食べてみたのですが、我が家で育てている大豆がなんとまあ甘いこと!味の違いにびっくりしました。品種の違いなのか、栽培方法の違いなのか分かりませんが、たまに食べ比べると味の違いに驚きます。

ナスも秋になってから、虫がいなくなり、実がなり始めています。途中、諦めて片付けてしまおうと思ったのですが、植物の力はすごい。根がしっかり付いている状態であれば、しばらく様子を見たほうがいいです。根っこってすごいですね。人間も根っこが大事。

秋なす

ジニアもどんどん咲きます。すごいな。花は本当に強い。春に向け、自宅のベランダでも花の苗を育苗中です。ベランダがまたぎゅうぎゅうです。

百日草

クサギも収穫しました。このブログとキルト展を通じて知り合った方から、クサギの葉で緑染めができることを教えてもらいました。やたら繁茂するクサギに、最近ちょっと冷たい視線を送っていたのですが、緑染めの話を聞いてから、ちょっと見方が変わりました(笑)。Oさん、ありがとうございます!

草木染め

ホームセンターで特価品となっていた、四溝柿(渋柿)の苗を買って、日当たりのいい場所に植えました。もう少しで捨てられてしまっていたであろう柿。頑張って大きくなって、柿渋液の材料の実をたくさん付けてください。一昨年植えた横溝柿は、植えた場所が合わなかったのか、うんともすんとも言わなくなりました。一生懸命根を張っている最中なのでしょうか?見守ります。

渋柿

季節はあっという間に巡ります。10月も土の栄養となる麦類や豆類を引き続き蒔きます。涼しくなると、どんどん作業ができてしまうので、思いの外疲れています。なかなか回復しません。もう若くもないので、スローペースを守りましょう。