野良日記:大豆の収穫と味噌作り(2020年12月)

2020年は、秋〜冬にかけて雨が少なかったこともあり、大豆の乾燥が例年より早く、10月後半から大豆の収穫作業が始まりました。大豆はさやに付いているふわふわした毛がゴミとなって舞うので、今年は脱粒までの作業を畑で行いました。すべての作業が終わるまで約2ヶ月かかりました。

今年は畑の3エリアで大豆を育てました。下記の写真の場所で育てた大豆の成長から乾燥するまでがとても理想的でした。雑草はほとんど生えずに、一気に葉を落として乾燥してくれたので、収穫が楽でした。ここの大豆は一番遅く種まきをしたエリア。何か理由がありそうです。虫もほとんどつかずに美しい大豆が収穫できました。

大豆収穫

茎が黒っぽくなっているものは、乾燥が進んだものです。

津久井在来大豆

今年は、主に大豆を叩きつけて脱粒してみました。乾燥がしっかりしていると、大豆がはじけて脱粒作業がとても楽でした。長時間、同じ動きと体勢ですので、腰が痛くなります。

ゴミ箱

とりあえず、3エリアすべての大豆を収穫して天日干しして、カラカラに乾燥させます。

大豆乾燥

帰る時に、脱粒作業ができなかった大豆にブルーシートを掛けて、朝露がつかないようにしておきます。

大豆収穫時々、足で踏んでみたり。。(隣の畑のおじさんおすすめの方法。しかし、結構きつい)

津久井在来大豆

棒で叩いてみたり。。(腕と肩が痛くなる)

収穫

ザルでゴミを落としたり。。(大豆の細かなゴミが舞って全身汚れます)

大豆選別

大豆の枝を燃やして暖をとったり。。(よく燃える!)

焚き火

自宅に戻って、更に細かなゴミや虫食いの大豆を選別して、数日間天日干しして、味噌を作りました。

自然農法

2020年の大豆収穫量は18キロくらいでした。去年よりも収量がアップしたので嬉しいです。年末の3日間で20キロ分の味噌を仕込むことができました。左から、麦味噌6kg、白味噌4kg、米みそ10kg。完全無肥料、無農薬で育てた津久井在来大豆のお味噌。今年も1年分の大豆を育てることができ、自然の恵みに感謝です。

手前味噌

2020年最後のブログは、野良日記で終えることとします。

2020年もブログをたくさんの方に読んでいただきありがとうございました。また、作品をご購入くださった皆さま、年に一度のキルト展に足を運んでくださった皆さま、誠にありがとうございました。毎年少しずつですが、モダンキルトや草木染め、畑のことに興味を持ってくださる方が増え、新しい出会いもあり、ブログを書いてきて良かったなと思っています。

2020年はインパクトのある年のはじまりでした。改めて凄い時代を生きているなと感じました。時代の流れを感じながら、どう生きていきたいのか、2011年の東日本大震災の時と同じように、もう一度自分の想いを再確認する良い機会となりました。

2021年は、制作はモダンキルトを中心に、農に関しては、新しいことに挑戦していこうと考えています。

それでは、みなさま良いお年をお迎えください。

Shukuko Quilt