藍の栽培:藍の収穫と乾燥葉作り(2020年8月20日)

朝7時に畑に行き、コンテナ1個分の藍を収穫し、自宅に持ち帰って乾燥葉作りをしました。お盆を過ぎると風が秋めいてきますが、ここ箱根山麓の畑はもう涼しい風が吹いていました。山は秋支度を始めているのでしょうか。前回のブログにも書きましたが、藍の生育がいまいちで、だいたい膝丈の高さにしか育っていません。そんな中、ひとつずつ藍の状態を見ながら、ハサミでパチンパチンと収穫していきました。そこで気がついたことがあります。一部の藍の生育が良い場所がありました。そこは、ちょうど隣接する畝に小豆を蒔いた場所でした。今回藍を植えた場所は、冬の間、エンバクという麦の緑肥を育てていました。この場所で藍ではなく、マメ科の大豆を育てるには、エンバクは問題なかったのですが、藍は多くの野菜同様、マメ科の後が適しているように感じました。今年は生育が悪いのはどうしてかな?と考えていて、収穫時にハッと気がつけた事がよい学びとなりました。肥料を撒かずに育てることは、とても大変なことです。根気も勉強も必要です。はっきり言うと、ここの畑を借りてからうまく行ったのはほんの一部で、ほとんど無駄な時間ばかり過ごしていました。けれど、今回のような気付きがあったおかげで、無駄な時間は無駄ではなかったと思えました。藍にだけは肥料を入れようかと一瞬考えたのですが、肥料を入れずに、肥料喰いの藍を健康に育てられるようになったら、それはとても面白いことになるのではないかと考え直しました。今は、ただ何年か、何十年か先のための種まきをしている段階なのでしょうね。今回の気付きが本当に正解かどうかは、来年もう一度チャレンジして検証する必要がありますが、合っていたら嬉しいなと思います!

前置きが長くなりましたが、収穫した藍を茎と葉に分けて乾燥葉を作りました。※去年の乾燥葉作りについてのブログも参考になさってくださいね。

乾燥葉

藍の栽培

今年の藍の葉は、パリッとしていて硬く感じます。水分量が少ないのかな?

  天日干しして、カリカリに乾燥したら出来上がり。エアコンの室外機の前に置くとあっという間に乾燥しますよ。今日はカサが減るまで、軽トラの荷台の上で干します。

今年はしばらくの間、藍の収穫&乾燥葉作りをしようと思います。植物をしっかりと観察すれば、きっと何かしらヒントになることを教えてくれるんだなと、今日はとても嬉しい日になりました。インディゴさん、今年も収穫させてくれてありがとう。