野良日記:アイビーベリー

梅の木に巻き付いている植物の名前を知りたくて、植物の事といえばこの方しかいないと思い、AKAHIRAさんに尋ねてみたところ「アイビーベリー」という植物だと分かりました。AKAHIRAさんのリース作品にも使っている植物なのだそう。先日、たわわに実っているアイビーベリーを採りに畑まで来てくださいました。雑木林を分け入り、いろいろな植物のツルを次々と手に取り、さっとリースの土台を作ってくれたり、これは山葡萄のツルだとか、お茶の新芽だとか、手付かずの雑木林の中を颯爽と歩き回り、宝物を見つけたかのような表情を時折見せてくれるAKAHIRAさん。一緒にいるだけでわくわく楽しくて、とても有意義な時間を過ごすことができました。

アイビーベリーは、ウコギ科キヅタ属・常緑つる性木本。花期は10月〜11月頃で、日当たりが良いところでたくさん実をつけるそうです。繁殖力が強く、つるは40m近くまで伸びることもあるそう!畑のアイビーベリーは、もう何年もそこにあったようで、梅の木に覆いかぶさり、ツルを通り越して木になってしまった感じです。

アイビーベリー

最初の頃は、雪の結晶のようなデリケートでかわいい実、だんだん実が大きくなり、最後らへんは、真っ黒のブルーベリーのような実になるそうです。それぞれの時期にアイビーベリーを採取してドライにされているんだとか。ひとつの植物なのに、時期によって違った表情を見せてくれるんですね。素敵なアイビーベリーのミニブーケを持ってきてくださいました。たまらなくかわいいんです。

こちらは、その場で作ってくださったツルのリースです。自然のあるがままの形をとても大事になさっていて、ツルも無理に曲げたりせずに、ツルの動きを感じ取りながらささっと形を作っていきます。

つるリース

紐にもなる強力なツルもあったり。

つる

帰り際に通った小道で、AKAHIRAさんに気づいてもらえた植物のツル。紐をつけて吊るすととても素敵よということで、キルトのデザイン壁に吊るしてみたらほんと素敵!

インテリア

新芽が出ているのがまた愛らしいツル。一緒に雑木林を歩いて、植物の新しい見方を教わり、また畑に行くのが楽しくなりそうです。

インテリア

数年前に、あの有名な島根の石見銀山に本店を置く「群言堂」の湘南Tサイト店(今は閉店)などで展示をなさったことがあるそうで、その展示をすることになったいきさつがとっても面白くて、おしゃべりが尽きず、気づいたら4時間も畑で過ごしていました。

ドライフラワー

雑草だらけの畑に来ていただいただけなのに、愛のこもったお土産を沢山いただきありがとうございました。湘南ゴールドに、手作りのブラウニー、ミニブーケなどなどなど!!

湘南ゴールド

AKAHIRAさんの作品は、インスタグラムに写真が載っていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!