野良日記:10月の畑(2022年10月)

10月の前半は雨の日が多かったのですが、後半から少しずつ晴れる日が増えてきました。今年は冬が来るのが早いのか、冬支度の準備に入っているような野菜もちらほら。11月中旬頃までは、ハヤトウリに勢いがあったと思うのですが、今年はそろそろ収穫も終わりに近づいている雰囲気があります。ナスも枯れ始め、逆にカラリと晴れている日が続いているので、乾燥好きなトマトが元気を取り戻しています。季節を敏感に感じ取りながら、それぞれが次のシーズンに向けて準備をはじめる姿にも何か得るものがあります。

カラリと晴れた日は、柿渋染め日和です。柿渋染めのストールは、近々販売予定です。最近、この張り感が良くていい感じに巻けるのが気に入っています。購入してくださった方々も口を揃えて張りが良いと気に入ってくださっています!

柿渋染め

10月の初め頃にニンニクを播きました。

にんにく

ハヤトウリもこの通り。いろいろな人に配って食べてもらっています。どんな風に食べているのか教えてもらうのですが、甘酢漬け、ぬか漬け、鶏ひき肉のそぼろあんかけ、煮込み料理、ベーコンや豚肉と炒める、ツナマヨサラダなどなど。小さいのが皮も食べれておいしい。けれど生長が早いのであっという間に大きくなります。大きくなったものは皮をむいてから調理します。

ハヤトウリ

大根の芽。電気柵の外に蒔いた大根のエリアはイノシシに荒らされてしまいました。電気柵の内側でないと、ほんと難しいなぁと思います。とはいえ、畑全部に電気柵を張るのは管理の上でも、お財布的にも、なかなか難しい。

大根

電気柵の外側にあるブルーベリーの木の周囲を、イノシシがやたらと掘り返しています。ちょうどよいので、ここに緑肥となる種を播き、土を均しておきました。しかし、次に来たときもまた掘り返していて、いったいこの土の中にはなにがあるのかなぁと観察していたら、大きな幼虫がいました。きっとそれを食べているのでしょうね。

イノシシ

育苗していたレタスを定植しました。

レタス

藍の花も満開です。種もたくさん採れそうです。大量に欲しい方は、事前にご連絡いただけましたらお取り置きすることも可能です。

藍の花

父を畑に呼んで農作業を手伝ってもらいました。ブロッコリーの苗を植えました。

父と畑

お昼ごはんは、がんばって炭火でアウトドアクッキング。北海道のホッケに、おこわなど。炭火で調理すればなんでも美味しいですね。父も喜んでくれました。

アウトドアクッキング

そろそろ空豆の種を播く時期なので、袋から出したらなんと虫がわいていました。隣の畑のおじさん曰く、空豆の中に虫が入っていて種まきの季節になると出てくるんだと。なんだか奥深くてすごいなぁと感動しました。これでも発芽するらしいので、虫食い種も播いてみました。

空豆の種

ようやくマリーゴールドの花も摘みました。これを乾燥させて草木染めに使います。

マリーゴールド

八升豆も今年は健康的に育ってます。味噌にできるくらい収穫できそうです。

八升豆

さつまいもを試し掘りしてみたら、なんとちゃんと芋ができてました!ツル返しも、草取りも、ほとんどせずにほったらかし栽培です。毎年イノシシにやられ、さつまいもを食べたことがなかったのですが、今年は電気柵のおかげで収穫できました。ほくほくしておいしかったです。来年はもっともっと育てよう!

さつまいも

先日「里山食堂が教える 果樹の収穫・保存・料理」という本をプレゼントしてもらいました。畑をはじめてからというもの、こういう本が大好きなのです。細かく丁寧に書かれていて、作ってみたいレシピばかり!ちなみに畑で育てている果樹は、ブルーベリー、びわ、さくらんぼ、桃、渋柿、ブラックベリー、姫りんご、レモン、みかん(はるみ)です。結構植えているのですが、まだ実がならなかったり、鳥やハクビシンに食べられちゃったりしています。

果樹の収穫保存料理

今日から11月。季節が巡るのが早すぎて、いろいろ追いつきません。でもそれはそれでいいのかなとも思います。できなかったらまた来年やってみればいい。淡々と続けることだけに集中してがんばろうと思います。