藍の栽培:種蒔き(2020年3月5日)

東日本大震災から今日で9年が経ちました。もう9年も経つというのに、ほんの2、3年前の出来事のような感覚を持っています。私の両親の故郷が仙台ということもあり、あの大震災は強く脳裏に焼き付いています。あの日から、生活スタイルを変えなくてはと強く思い、それが今の生活に繋がっています。お金でなんでも解決せずに、生きるチカラを身につけることの大切さがだんだんと分かってきました。私にとっての生きるチカラとは、日々の野菜を自分たちの手で育て、健康であり続ける努力を怠らず、自然をむやみに壊さない行動をとり、そして地域の人々とのコミュニケーションを大切にすること、そして、二宮尊徳の教え「至誠・勤労・分度・推譲」を忘れないことです。時々できないこともありますが、これからもこの2011年3月11日の大震災を忘れずに、生きるチカラをつけ続けていけたらなと思っています。

さて、藍の種蒔きを満月の5日前の2020年3月5日にしました。今年は、畑の土をそのままセルトレーに詰めて種をまきます。種を蒔く前に割り箸で少しくぼみをつけました。

藍種蒔き

昨年栽培した藍のタネ。今年も種をつなぎます。

japaneseindigo

1穴に5粒ほど蒔きました。藍の発芽温度は18度〜25度。生育温度は5度〜30度です。ベランダのビニールハウスに入れて発芽を待ちます。この他にも、今年は大きめのポットで藍の苗を育ててみる予定です。ポットが大きいほうが、苗の育ちも大きくなります。本当はすべての苗を大きめのポットで育てたいのですが、今はまだスペースないので、もう少し我慢して、今年もすし詰め状態のビニールハウスで育てます。