いつもの食卓:冬の保存食 切干大根

冬の旬野菜といえばやっぱり大根ですよね。大根は、最古の野菜のひとつといわれるほど歴史の長い野菜だそうです。畑をやっている人は大根を持て余すことが多いと思いますが、私もその一人。レパートリーに乏しいので、とりあえず干して切干大根にすることが多いです。

生の大根には、胃もたれを予防する消化酵素のジアスターゼや解毒作用やがん予防に効果があると言われている酸化酵素のオキシダーゼなど、緑黄色野菜にひけをとらないパワーを秘めています。また、切って天日干した切干大根は、甘みと風味と栄養価がグンとアップした栄養価の高い乾物なので、積極的に毎日の食卓に並べたいものです。(参考:からだに効く!野菜の新図鑑

切干大根の煮物は基本的な家庭料理だけれど、いまいち味が決まらなかったりしませんか?私が日々参考にしている家庭料理の本を少しご紹介します。最新の本ではありませんが。

藤井恵さんの「作りおきでおいしい日替わり弁当」は、飽きのこない母の味という感じで、鶏そぼろや切干大根などの常備菜を作るときに参考にしています。

高山なおみさんの「おかずとご飯の本」と「今日のおかず」は、ワンランク上の味になります。手料理をごちそうする時によく参考にしています。料理の写真や器も好みで、眺めているだけで満足する本です。

西健一郎さんの「日本のおかず」は、お出汁の取り方など基本的なことが載っています。父はこの中にあるぜんざいをたまに作ってくれるのですが、優しい甘さでとても美味しいです。

若山曜子さんの「パウンド型ひとつで作るたくさんのケーク」は、お菓子を作るときによく作ります。塩味のケークサレのレシピも載っていて、バターを使わない簡単なレシピもあるので、さっと何か作りたい時に便利な一冊です。

野菜を栽培していると、同じ野菜をたくさん食べることになるのですが、料理のレパートリーの少なさに驚くことがあります。とにかく早く消費したくて、茹でたり、焼いたり、煮たりだけのシンプルな調理に偏ってくるので、今年は少しでも新しいレシピに挑戦したいところです!・・・が、きっと時間がなくていつもと代わり映えのない食卓になることでしょう。ま、いっか!