草木染め18:紫玉ねぎの皮で羊毛を染める

紫玉ねぎの皮を使って羊毛を染めます。紫玉ねぎの皮は初めての染材ですので、どんな色に染まるのかわくわくです。今回も草木染めの本で手順を参考にしながら染めました。今回参考にした本は、「草木染め大全/箕輪直子」「鎌倉染色彩時記/たなか牧子」です。本によるとアルミ媒染でうぐいす色に染まるとか。果たして結果はいかに?!

紫玉ねぎは栄養価が高い野菜のひとつですが、なかなか頻繁に食べる機会がありませんので、皮もほんの少量しかたまっていません。今回は羊毛50gに対して、紫玉ねぎの皮10gで染めます。玉ねぎの皮は少量でもよく色が出るので、通常よりかなり少なめの量です。紫たまねぎの皮10g。こんな量でも20個分くらいになるでしょうか。

赤たまねぎの皮

ひたひたの水を加え、沸騰後20分煮出しました。今回は1番液のみを使用しました。皮の色そのものですね。

赤たまねぎ

英国の羊毛50g。弾力性のある羊毛です。

羊毛

羊毛の重量の0.5%の酒石英(毛糸の表面のキューティクルを守るための助剤)を熱湯で溶かし、羊毛の重量の3〜5%の焼きミョウバンを加えて溶かした媒染液に、さらに水を加えて温度を下げたところに、羊毛を沈めます。中火にかけ、沸騰したら弱火にして10分間煮ます。その後冷めるまでしばらく置いておき、ぬるま湯で洗います。

レッドオニオン

さきほど煮出した1番液の鍋に水2Lを加えて温度を下げた後、羊毛をそっと染液に沈めます。ウールは急激な温度変化に弱いのですが、高温でないと染まりません。温度を徐々に上げ、最終的に90℃くらいで約1時間煮染めし、染液が冷めるまで放置。液が冷めたら、ぬるま湯で優しく洗い、脱水して陰干します。

方法

あらら??染め上がった羊毛の色は黄色。うぐいす色ではありません。いつもの玉ねぎの色に近い色が出ました。

紫玉ねぎ

頭ではうぐいす色に染まるんだと決めつけて作業をしていましたが、結果はこの通り。紫玉ねぎの皮の量が少なすぎたせいか、古かったからか、1番液は黄味が強いからか、理由はよくわかりません。きっと紫玉ねぎさんの言い分もあることでしょう。思い通りにいかないのも植物染めの楽しいところ。今度は薄手の布で再度チャレンジしてみようと思います。