草木染めの道具:ステンレス製の寸胴鍋

これから草木染めを始めたい方に少しでも参考になればと思い、私が使っている道具を少しずつ紹介していこうと思います。私が主に染めている生地は、ストールなどの薄手の生地やモダンキルト用の普通地と厚手の木綿や麻です。一度に染める布の最大サイズは100x100cmです。これ以上のサイズを染める場合は、大きなたらいを使用します。

私は2サイズのステンレスの寸胴鍋を4個使っています。サイズは、26cm(13リットル用)24cm(10リットル用)を各2個ずつです。収納スペースや自宅のガスコンロの大きさ、鍋に水を入れた時にどのくらいの重さまでなら持ち上げられるかを考えた結果、この2サイズにしました。サイズが大きいとそれだけ鍋が重たくなります。ストールなどの薄地の生地だけを染める場合は、24cm(10リットル)のサイズがちょうど良いように思えます。

ステンレス寸胴鍋

私の使い方としては、24cm(10リットル用)の鍋で染料を煮出します。煮出し終えた後の染液を26cm(13リットル用)の鍋に移しています。使用していない時は、このように重ねて置いています。鍋の中には細々した道具を入れ収納としても使えます。これなら収納スペースがなくても大丈夫!

ステンレス寸胴鍋

この寸胴鍋は鍋のフタを縁に引っ掛けられるようになっていて便利ですが、フタだけを重ねて収納したい場合はこの突起が邪魔で上手く収納できません。

ステンレス寸胴鍋

草木染め以外での使用方法は、バスタオルなどを煮沸殺菌したい場合、これだけ大きな鍋がひとつあると便利です。タオルは熱湯で煮るのが一番清潔感を保てるような気がします。草木染めは安全なイメージですが、媒染をする時に薬品も使います。この鍋は染め用として使い、お料理には使わないようにしています。