トラジロウとわたし:猫の寝床をつくる

トラジロウと一緒に暮らし始めてもうすぐ1年になります。その間に、脱走をしたり(脱走劇はShukuko Journalにて連載中です!)、その後、ちょっとした病気にもなり、動物病院通いをしたりと心配の連続でした。動物と暮らすことはいろいろあるものですね。でもそれ以上にいいこともたくさんあるので、これからもトラジロウが心地よく暮らせるように工夫していきたいと思っています。

そんなトラジロウに、そろそろ新しい冬用の寝床を作ることにしました。

どんな寝床かというと、みかんのダンボール箱に鍋帽子をさかさまに入れたもの。みかんのダンボールは重量に耐えられるようにしっかりした作りになっているので、安定感があって再利用にはもってこいの箱です。鍋帽子というのは、酵素玄米を保温するための保温ジャーにかぶせている綿の入ったカバー。新しい鍋帽子を作ったので、お古はトラジロウ用にしたところ、気に入ってくれたようで寒い日はここに入って寝ています。

猫ベッド

さて、手持ちの布を探していたら、湯たんぽカバーを作る時に湯たんぽ本体に付属していたフリースのカバーがたくさん出てきました。内側の布はこれを縫い繋いで作ります。外側の布は厚手のリネンにしました。中綿は、布団用のコットン綿を入れました。初代の鍋帽子には、羊毛をぎっしり詰めたので、ものすごくふっくら仕上がったのですが、とにかく作りにくかったので、今回はシート状になった木綿のふとん綿を使いました。ただこちらの綿もふんわりしていて、中に入れにくかったです。

猫ベッド

完成品がこれです。羊毛よりはふっくら感が減りました。

猫ベッド

鍋帽子だけですと安定感に欠けて寄りかかれないので、少しだけおしゃれにバンカーズボックスの中へ入れました。バンカーズボックスは深さがあるので、静かに寝たい時は良さそうです。

猫ベッド

作った初日に入ってくれました。新しいものを警戒しがちですがすぐに入るなんて嬉しい。

猫ベッド

気温や気分によって、入る箱が変わるみたいなのですが、まだ古い寝床に入るほうが多いです。最近は、手前の布を折り曲げて、その上に前脚を置いて、ダンボールの縁に顎を乗せて寝るスタイルが気に入っているみたいです。もっと寒くなると鍋帽子の中にすっぽり入って寝ています。

猫ベッド

いろいろな猫グッズが売られていますが、自分で作った寝床に猫が入ってくれる嬉しさはひとしお。こんなことでハッピーな気分になれるなんて、猫飼いのみなさまにもぜひ手作りしてほしいなと思います。今回は色合いは無視して手持ちの布で作りましたが、内側は圧縮ウール、外側は生成の厚手のコットンなどで作ったら、シンプルな雰囲気で作れると思います。みかんのダンボールには、和紙などを貼ったらインテリアに馴染みそう。いろいろアイデアが浮かんできます。