草木染めストールの生地

ストール、マフラー、ショールが大好きです。タートルネックのセーターなどは着ることがほとんどないので、肌に直接感じるチクチク感には敏感。少しでもチクチク感を感じると、もうダメだ!とタンスの肥やしになるくらいのこだわりようなのです。
最近のお気に入りのストールは、近江地方で織られているリネンガーゼのストールです。いろいろな風合いのストールや生地を染め続けていますが、ストールに関して言えば、これが今のところナンバーワン。もっともっと高価で素晴らしい素材のものはあるのだろうけれど、普段身につけるファッションとしてのストールでは100点満点です。

草木染めストール

草木染めや藍染めをはじめて3年くらいになりますが、質の良い生地に出合えることが、草木染めの成功への道と言っても過言ではないような気がしてきました。そういう生地に出合うためには、いろんな素材を探し回って染めてと日々精進するしかないのですが、リネン100%かリネンコットン(50%50%くらい)が、草木染めでは美しい色に染まるような感覚があります。リネンの生地はそれ自体に光沢感がありますので、草木で染めた時につや感のある上品な色に染まってくれます。木綿もマットな風合いになり、モダンキルトを制作する時には使いますが、普段身につけるファッションとしてのストールでは、今のところこの生地がお気に入りです。写真は、右側が使用前、左側が使用後です。こんなに柔らかな感じになります。

リネンガーゼ

染めている本人がこのストールを巻いていないと説得力に欠けるので、この2ヶ月ほどこのストールをぐるぐる巻いていました。肌寒い時は、3周ぐるぐるっと巻いて首をしっかりガード。暖かいです。それほど寒くない日には、ストールを半分に折って、輪っかの部分に先端を通してさらりと巻きます。使い込むうちにガーゼ特有のドレープ状になり、さらに柔らかくなりました。ぜんぜんチクチクしないので、今のところどんなに寒くても、いまはこの1枚で凌げています。
ストール販売

また軽いので、電車の中で暑いな〜と感じた時は、カバンの中にコンパクトにしまえる所がいいなと思いました。私は身長164cmあるので、190cmの長さでちょうど良いのですが、ストールが長ければハサミでチョキチョキ切れるところも臨機応変なストールだなと思います。iichiCreemaで販売しています。