ウールフェルトのあたたかさ

今朝、窓を開けたら斜め向かいの畑に真っ白な霜が降りていました。本格的な冬がやってきました。

先日、箱根宮ノ下にあるナラヤカフェで2023年1月29日まで開催中のフェルト作家3人によるフェルト展「felt felt felt #2」へ行ってきました。そのうちのひとり`KONNO FELT WORKS`さんとは畑や土の話で盛り上がれる貴重な友人。彼女は羊そのものの色を生かした作品作りを中心にされていて、シンプルなカタチの中にも、上品さやかわいらしさがあって、20年以上も羊毛と向き合ってきたその手から生み出される作品を堪能してきました。

konno felt works

ラグやクッションカバーはなんと手縫いで仕上げてあって、いったいどれだけ時間がかかったのだろうかと思うほどの細かさ!バッグのフェルトと革の組み合わせも素敵。猫クッションもキュート。

konno felt works

スリッパも底にゴム底が付いているので、フローリングでも衝撃が少ないそうです。

konno felt worksフェルトの良さを特に実感できたのは帽子でした。いろいろな帽子を試着させてもらって気付いたことは、すごく軽くてあたたかいってこと。私が選んだのは、帽子のてっぺんに蝶々が付いているベレー帽。ベレー帽だと家の中で被っても違和感がなくていいなと思いました。冬は暗めの色の洋服が多い季節ですが、帽子やマフラーなどの小物に差し色を持ってくると顔周りが明るくなりますよね。こちらのベレー帽もまだ何色かありましたので、気になる方はぜひお立ち寄りくださいね。

フェルト

昨年の冬からShukuko Quiltで販売をはじめた、上質なウールガーゼ生地をフェルト化させたマフラーも薄いのにあたたかいのです(ベレー帽の下のライトブラウンのマフラー)。この冬はフェルトのベレー帽とマフラーに活躍してもらおうと思っています。あ、あとシルクのハンドウォーマーも必須アイテムです。

マフラー

写真はウール生地をマリーゴールドで下染めしたオレンジイエロー。とても柔らかく繊細な生地なので、丁寧に優しく染めています。この後、藍を重ねてグリーンになる予定です。最初は黒やグレーなどの暗めの色を中心に染めようと考えていましたが、秋から春まで巻ける薄手のマフラーですので、明るめを染めてみるのもいいかなと考えています。こちらのウールのマフラーは、オンラインショップと、来年2月のナラヤカフェのギャラリーでの個展で並べる予定です。個展の詳細は、追ってお知らせします。

こちらのウール生地については「手しごと日記:心地よいウール」に書きましたのでお読みいただけたらと思います。