天然わら納豆ふくふく

このブログをはじめた頃に「納豆の作り方」を載せました。今でも時間があるときは、納豆を手作りしています。作り方はとっても簡単。柔らかく蒸した大豆に市販の納豆を少量混ぜて、ヨーグルトメーカーにセットして1日待ったら完成です。

安心安全

2011年の暮しの手帖51(4−5号)に、天然わらから納豆を作っているおじいさんの話が載っていました。納豆は蒸した大豆を稲わらに包んで、稲わらに付着している納豆菌で発酵させて作るのが自然な方法ですが、ある事故がきっかけで、納豆作りの方法ががらっと変わってしまったそうです。

覚悟の納豆

スーパーに並んでいる稲わらに包まれた納豆のほとんどは、昔ながらの方法で作られたものではなくて、単に別の方法で作った納豆を稲わらに包んだだけとか。ちなみに、納豆のラベル表示の「国産」は、輸入大豆に国産の大豆を一握り混ぜたら、国産と表示できるんだそうです。

覚悟の納豆

天然わらの納豆の味が知りたくなったので、暮らしの手帖に載っていた天然わら納豆ふくふくを購入することにしました。

天然わら納豆

この納豆は300g入りで1200円。別途送料もかかります。3パックの納豆に比べると高価です。2つ購入して、1つは食べて、もう1つは納豆作り用の種菌として冷凍保存しました。

冷凍保存

包装がとっても丁寧で、少しずつ稲わらを開いていきます。わくわくします。

天然わら納豆

こっくりとしたいい色の納豆。匂いは強めですが、大豆は柔らかく、味はとっても美味しかったです。小さい頃、祖父母がよく送ってくれた仙台納豆の味に似ていて、どこか懐かしく感じました。

手作り納豆

製造過程を読むと、本当に大変な作業なのが分かります。

天然わら納豆

本来の自然な製法で作られたものは貴重です。買い続けなければ、あっという間に廃れてしまうような気がします。たかが納豆、されど納豆。この稲わらは、畑に持っていって土に返しました。