藍の乾燥葉作り

月に一度参加している「藍の会」(松田町寄)の藍畑にお邪魔して、今年最後の藍の葉を収穫してきました。今年は雨が多かったせいか、収穫が追いつかないほどよく育ったそうです。藍はなんといっても水が命!水やりが一番大切です。ここの畑の土はふかふか。農薬や化学肥料は使用せず、有機栽培で育った藍の葉っぱはとても元気!丹沢周辺はヒルも多いので、万が一に備えて長靴の紐をきつく縛ります。腰には、携帯蚊取り線香をぶら下げ、手には鎌を持って、足の踏み場もないほどの藍畑へ入っていきます。

野鳥の会の長靴

この長靴は、野鳥の会のバードウォッチング長靴です。お値段手頃、普段の大雨の時や畑でもかわいいです。畑作業はほとんど初心者ですが、土と触れ合う時間をとても楽しく感じています。虫も大の苦手なのですが、畑作業を手伝ううちに、大きなミミズやわけの分からない虫にもビビらなくなってきました。

藍の花

これが藍の花。ドライフラワーにするとかわいいのです。花が咲き始めると、藍の収穫時期もそろそろ終わり頃。

藍の乾燥葉

今日は4キロ分くらいの藍を収穫しました。収穫した藍は、茎と葉っぱに分けます。時間がかかるので、気長にのんびりやります。

藍の葉

藍の茎は太くて立派です。この茎を草木染めにするとねずみ色に染まるとか。今度やってみたいと思います。

藍の乾燥葉作り

葉っぱをザルなどを使って揉んでいきます。葉を揉むと葉の中の色素が強まるとか。

藍を育てる

だいたいこんな感じになるまで手のひらで葉っぱをザルに押し付けながら揉みます。全体がなんとなく柔らかくなる程度で大丈夫です。

藍の葉を干す

揉み終わったら、天日でカラカラに干します。この日は残念ながら外は雨。室内で除湿機と扇風機を回しながら、半乾きくらいにして、翌日天日の下で乾かしました。

藍の乾燥葉

お天気の良い日に2日間くらい干せばカラカラに乾きます。しっかり乾燥させないとカビが生えます。干したワカメくらいになると長期保存ができます。通常2年以内に使い切るのが良いそうです。だいたい生の葉っぱを乾燥させると5分の1になります。今回は4キロの生葉が800gの乾燥葉になりました。何から何まで手作業の藍の乾燥葉作り。でもこの作業の後には、あのなんとも言えない藍色に出会えることを思えば、苦労も吹き飛びます!